平成28年

12月号

最近、無認可保育園での子どもの死亡事故の報道を目にするようになりました。

無認可保育園というのは、国から出されている基準(子どもに対する先生の人数や保育室の広さ、

設備の充実など)を満たしてない保育園のことを言います。

無認可と聞くと園庭が無く、ついつい劣悪な環境なのかと思ってしまいます。

しかし、少し保育室が狭いだけで、充実した設備があり、保育内容も充実している無認可の保育園はたくさんあります。

また、認可の保育園にしてしまうと、ある一定の条件を満たさないと入園できない為に、

あえて無認可にして幅広く子どもを集めているところもあるようです。

ですから、一概に無認可の保育園はよくないということではありません。

しかし、人員が足りない等、環境が悪い中でも保育をしている無認可の保育園も確かにあるようです。

そんな中、多少良くない保育園だと感じながらも共働きしなければならず、

預かってくれる保育園ならどこでも良いと預けてしまう場合もあります。

なぜ、そんな危険を顧みず共働きをし、保育園に預けるのでしょうか。

共働きをしなければならない程、どの家庭も困窮しているのでしょうか。


戦後の日本と比べて、今は生活がだいぶ豊かになりました。

子どもの数も、昔の方が多く貧しい家庭が大半でしたが、今では一家族の子どもの数も減り生活が楽になったように感じます。

本来であれば生活水準も上がり、無理に共働きしなくても生活していける家庭が増えるはずです。

しかし、先日、その生活水準が上がったことが共働きをしなければならない原因の一つであるということを知りました。


貧しかった時代には、周りも皆貧しいので、貧しいことに対して劣等感はありません。

また、学歴もさほど気にならないでしょう。

しかし、生活水準が上がると、周りが良い生活をしているのに、自分だけ少し貧しい生活をしていることに対して、

劣等感を感じてしまいます。

例えば、周りがオシャレな格好をしているのに、自分だけ、もしくは自分の子だけ貧しい格好をさせるのが恥ずかしい、

また、周りの子が良い学校に行っているのに自分の子だけ良い学校に行っていないと恥ずかしい、という心理です。

すると、その劣等感を払拭する為に、家庭の生活費や教育費が高騰し、親は共働きしなければならなくなるのです。

この劣等感というのは、人間が他人と比較する際に持ってしまう感情です。

一見、マイナスな要因のようにも感じますが、実はこれは素晴らしい能力です。

なぜなら,人間は他人と比較することで自分の良さを見つけられるし、自分に足りないものを自覚できるし、

その上、そこから自分を成長させることもできるからです。

では、このまま共働きが増え続け、生活水準がどんどん上がり、全ての家庭が保育園を希望するという時代がくるのでしょうか。

実際、徳丸幼稚園でも、共働きの家庭は増えていると思います。

しかし、それでも保育園ではなく、本園に入れて下さっている保護者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

その期待に応える為にも、また、信頼を損なわない為にも、身の引き締まる思いで今後も幼稚園教育に邁進していきたいと思います。









<お知らせ>
7日(水) おもちつき  (一斉降園)
9日(金) 誕生会  (クリスマス会)  10:30~  ホールにて 
12日(月)~ 午前保育開始 個人面談  
17日(土) 終業式  (帰りバス無し)

年 長 冬休みを楽しく迎える (1日~17日)
・おもちつきに楽しく参加する
・誕生会(クリスマス会)に楽しく参加する
・冬の自然現象や動植物の様子を知る
・寒さに負けず、戸外でかけっこやボール遊び、縄跳びをする
・部屋やロッカーを片付け、冬休みを迎える

年 中 冬の遊び・冬休みを迎える(1日~17日)
・おもちつきに参加する
・冬の自然現象に興味を持つ(動物の冬ごもり、雪など)
・自分の持ち物を整理して冬休みを迎える
・年の暮れ、お正月についての話を聞く

年 少 冬の自然に興味を持つ・冬休みを迎える (1日~17日)
・おもちつきの様子を知り、自分でも経験する
・戸外で元気に遊ぶ
・クリスマスについての話を聞き、皆で飾り付けをする
・誕生会(クリスマス会)に楽しく参加する
・自分の持ち物を整理し、冬休みを迎える